毎月、決まった日に送り出し機関から組合に各生徒の報告書が届きます。
担当者の多くは教育部のベトナム人で、書くのに苦労しています。そもそも、「誤字脱字」や「この表現は??」も多いですね。
私が以前、勤めていたセンターは相当数の生徒がいたので、月の1/4程度は作文を書くのにヒーヒー言っていました。
その担当者は自分の受け持ちクラスもなく、かと言って、クラスで授業を見るわけでも無いので、どうやって、各生徒の評価をしているのは疑問でした。
※基本的な情報を担任から貰うと言っていました。
A企業で3名採用された場合は、同一報告書に並ぶので、3人の評価やコメントがダブらないように工夫しますが、異なる企業間では「コ●ペ」が大活躍します。
各クラスの担任から報告を受けたテストの点数をグラフにするのも担当者の役目です。
決してセンター名は明かせませんが、この点数も微妙に調整しているのです。(失礼!大胆に・・・の間違いです)
当センターの場合はまず、担任がコメントやテストの点数を書き入れ、私が「日本人からのコメント」を書きます。
努力が足りない、会話がなかなか上達しない場合もはっきりと書きます。
その代わりに上記の問題をどうやって解決するか?も記載します。
実習生がセンターに来て1ヶ月余りは、まだ私との会話授業がないので、「私との授業がないので、次月より報告させて頂きます」と書きます。
組合の皆さんは報告書を見て、生徒の学力のイメージが持てますか?
ほとんどの生徒はたった1ヶ月で劇的に変化する事はありません。
私も「さて、何を書けば良いのやら・・・」があります。
なので、当センターでは報告書と一緒に3分程度の動画を用意します。撮影後、YouTubeにアップしてURLをお伝えするのですが、「限定公開」に設定してあるので、一般の方々が目にすることはありません。
この動画は今、その生徒が勉強している文法や言い回しなどを使い、私が質問しています。
質問に答えることが出来ない生徒もいますが、NGを出し、再撮はしません。一発勝負で現在の生徒の日本語能力、表情、挨拶などを見てもらいます。
1本の動画をご覧頂きます。
2024年の4月に日本に行く女性ですが、彼女はペットショップ勤務になります。
当センターでの学習期間は約6ヶ月です。
ご覧頂いたでしょうか。
1対1で撮影しているので、緊張気味ですが、普段はもっとスムーズに会話が出来ます。
・・・特別にキレイで上手な生徒を選んでいないかって?・・
はい!正直選んでいます。
ただ、彼女でも当センターに来たばかりの時はそんなに会話が得意ではありませんでした。
別の機会に書かせて頂きますが、当センターの特徴はなんといっても、日本人との「会話!会話!」なのです。
彼女とも食事やアイスクリームを何回食べに行ったことでしょうか。。。
勿論、二人だけではありませんよ。
※お見苦しいですが、証拠写真を。。。
次回は、私だけ(恐らく?)の授業方法などを紹介させて頂きます。